体脂肪って悪いもの!?
体脂肪って悪いものなのか??
食べ物に困らなくなった日本では、肥満問題を中心にテレビや雑誌などで、様々なダイエット法が紹介されています。
それらに一通り目を通してみると、体脂肪は悪いもの!!というようにほとんどが紹介されています。時には【体脂肪は病気の原因になる!】という事まで書かれています。
その結果、体脂肪=悪いものという風に皆さんも認識しているのではないでしょうか??
今回は、体脂肪の悪い面ばかりではなく、良い面も紹介していきます。
実は体脂肪は健康を維持するために重要な役割を果たしていて、中には健康や体力づくりのトレーナーをしている方でも体脂肪は悪いものと思っている方も少なくありません。
トレーナーなら、体脂肪の良い面と悪い面を正しく理解する事が大切です。
スポンサーリンク人間が生きていくためには、エネルギーが必要です。
エネルギーの三大栄養素と言われる炭水化物、脂肪、タンパク質から得られます。
この中でもエネルギーとして最も大切なのが脂肪です。
なぜなら、炭水化物は日々の生活の中で常に消費され、タンパク質は体の成長や修復のために費やされ、脂肪はいざというときに威力を発揮するエネルギー源なのです。
しかも、脂肪は体の中に多量に蓄えられる事ができます。
蓄えすぎると、肥満になってしまいますが・・・
例えば、体重が60kgの人の体脂肪には、フルマラソンを連続で40回走れるだけのエネルギーが蓄積されています。
たまに、体脂肪の少ない事を自慢する方がいますが、これは間違いです。
人間が動くのに使うエネルギー源として、初めに使われるのが脂肪です。体脂肪が少なすぎると、タンパク質をエネルギーとして使うのですが、タンパク質が減少すると体の機能を悪くして病気になりやすくなります。
体脂肪が少なすぎると、女性では生理不順になったり、骨がスカスカになってもろくなったりします。
蓄えすぎも病気の原因になりますが、少なすぎてもいけないのです。
たえず体脂肪を平均値にするように心がけていれば、健康で長生きができるのです。